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2013年02月11日

四国へんろ【199】 1番霊山寺へ

Sさん夫婦と別れ、県道12号線沿いに出た。そして少しづつ「アノ場所」が近づいてくる。「アノ場所」とは、この四国へんろをスタートしたばかりのときに大変お世話になった思い出の場所。そう、ありがたき一夜のベンチのことである。

年甲斐もなく、ちょっとワクワク、ちょっとドキドキしながら歩を進める。しばらくしてその場所へやってきた。県道からあのベンチが見える。あぁ懐かしい。当時のことを思い出しながらそのベンチに近づく。

けっこう小さい。よくこんな所で寝たもんだ。いやしかし不平不満など言えたものじゃない。このベンチがなければどうなっていたことか。
改めて感謝の意を込め、静かにじっくりと手を合わせた。あのときは本当にありがとうございました。今こうして無事に帰ってくることができました。本当に本当にありがとうございました。

県道に戻り、再びベンチのほうを向いて一礼する。

そこからすぐ近くの交差点にローソンがあった。そうだ、あのローソンのあの辺りに座り込んだりもしてたなぁ。当時のことを思い返しながら思わず口元がゆるむ。

その交差点からへんろ道のほうへ戻り、やがて3番金泉寺に着いた。山門前で一礼し合掌する。その後てくてく歩いて2番極楽寺を経由し、いよいよ1番霊山寺が見えてきた。

そしてゴール。霊山寺の山門を見上げ、しばし感慨に耽る。あぁ無事に戻ってきた。戻ってこれた。本当にヨカッタ。山門をくぐり、本堂・大師堂とまわってじっくり手を合わせる。

最後の納経を受けた後、納経してくれた男性から何かをいただいた。何だったかは忘れたのだが、結願のお祝いの品だったような。そして男性に声をかけた。

「あのぅ、ノートを見せて欲しいんですけど。」
「ノート?あ〜ぁ、いつスタートされました?」
「2006年の6月です。」
「ちょっとお待ちください。」

男性はそういって奥へ下がり、しばらくしてノートをもって出てきた。

「どうぞ、これです。」
「ありがとうございます。」

このノートは歩きへんろをスタートする際に、自分の名前とスタート日付を記したものである。四国を無事一周して帰ってきたら「結願」の文字を書き入れる。そう誓ったノートなのである。

ページをペラペラめくり、2006年6月のところを開く。え〜っと、自分の名前は、、、っと、、お、あった、あった。ニマニマしながらノートを見つめる。そして自分の名前の欄に「結願」と書き込んだ。ヨシ、これで、、、。

男性にノートを返し、納経所を出る。

ハァ、終わった。これで終わったな。霊山寺の境内をぐるりと見渡し、スタートした頃のことを思い出す。あれから2年か。あんなことやこんなこと。いろんなことがあったなぁ。そしていろんな出会いもあった。苦しいことも多かったけど、それらを含めてすべてが懐かしく楽しい思い出である。

過ぎるほどに境内をゆっくりと歩いて山門を出た。そして山門を見上げて深々と一礼。

時間はお昼前。さて、最後にもうひとつやることがある。あとひと歩き、頑張るとするか。
posted by こうへい at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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