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2010年10月18日

四国へんろ【181】 檀の浦を越えて

2008年5月6日(火) 6時45分起床

今回の区切り打ち最終日の朝。時計を見てあわてて飛び起きた。6時に携帯アラームをセットしていたはずなのに、、、ふぅ〜アブナイアブナイ。

そそくさと着替えて1階のレストランへ。そして朝食。

さて今日はまた屋島寺・八栗寺と2つの山登りが待っている。まずは84番屋島寺だ。

宿を出て空を見上げる。いい天気だ。歩き出してすぐに屋島大橋にさしかかる。川からのさわやかな風を感じながら気持ちよく橋を渡り切った。

ただ昨夜の宿はへんろ道からはずれていたため、今歩いている道にへんろ札も矢印のシールもない。途中から同行二人の地図とにらめっこしつつ、住宅街の中をウロウロさまよう。そして地元の住民2人ほどに道を訊ね、なんとか屋島寺へ続くへんろ道に辿り着いた。

が、辿り着いたはいいものの、ここからの登りがけっこうキツイ。金剛杖にもたれながらヘーコラヘーコラと登っていく。

坂の中腹にあったベンチで小休止。目の前を幾人もの軽装ウォーカーが通り過ぎていく。この屋島寺へのへんろ道は、地元の人の散歩道にもなっているのだろう。

屋島寺の標高は284m。高くもなく、低くもない。体力の維持強化にはもってこいである。いいなぁ。こんな散歩道が近くにあったら、、、。つくづく地元の人が羨ましいなと思った。

さて行くか。ヨッシャーと気合を入れて歩き出す。そしてヘーコラしながらなんとか屋島寺に到着。時刻は9時頃。

参拝納経後、眼下に広がる入り江を見下ろす。おぉ、ここが屋島の戦いで有名な檀の浦か。そして入り江の向うにそびえる五剣山。あの山の上に次の85番八栗寺があるのだ。

下まで降りたらまたあそこまで登らにゃならんのか。ふぅ〜っとため息ををつきながらも、ここからの素晴らしい眺めにしばし見とれる。

しばらくして山を下り始めた。この下り坂がまたキツイ。「土佐のまったて」もビックリな急傾斜なのだ。すっころばないように慎重に歩を進めていく。

少し傾斜がゆるやかになったところの右手におへんろさん休憩所があった。どうも地元の方が自前でこしらえた手作り感満載の休憩所である。急な下り坂で膝への負担をかなり感じていた私は、これは是非にという感じで木の丸太でできた椅子に腰かけた。

しばらくすると、ひとりのおじいちゃんがニコニコしながら近寄ってきて私の対面に腰を下ろした。どうやらこのおじいちゃんがオーナーさんらしい。

おじいちゃんから缶コーヒーのお接待をいただき、よもやま話をいろいろ聞かせてもらう。おじいちゃんにとってはここでこうしておへんろさんと話をするのが楽しみのひとつなのだろう。

さてそろそろ行こうと納め札を書き、おじいちゃんに渡して休憩所をあとにした。そして無事に山を下り切って車道に出、入り江に流れ込む川の橋を渡る。

洲崎寺を過ぎて少し行くと、何やら人出の賑やかな一角が目に入った。目の前に手打ちうどんと書かれた大きな看板。そして長蛇の列が・・・。確か『小田家』という名のうどん店だった(と思う)。

(お、こんなところにうどん屋が、!!!。)

うどん好きな私は色めき立った。時計を見るとまだ11時前。昼食には少々時間が早い。しかし地図を見るとこの先適当な場所にコンビ二もないようだ。

どうするかなぁ。食べたいことは是非食べたいけれど、待たされるのがなぁ・・・。どれぐらい待たされるんだろう。う〜ん。取り敢えず待ち時間を聞いてみようか。

ということで、私は順番待ちの長蛇の列を横目にスルスルと前へ行き、お店の入り口に近づいていった。中を覗くとお店のスタッフらしいお兄さんがこちらへ向かってくるところだった。

そしてお兄さんに声をかける。

「あのぅ・・・」
「ハイ、何人様ですか?」
「え?あ、あのぅ、ひとりですけど・・・」
「おひとり様ですか。え〜っと、、、」

そう言っておにいさんはお店の中を見渡し、

「じゃこちらへどうぞ。」
「え?」

そのまま私はお店の中に招き入れられたのだった。


posted by こうへい at 01:48| Comment(9) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うううううぅ   待ちくたびれたぜよ!
ホレ、こんなに首が長くなってしまったぜ。
とはいえ、仕事・家庭優先ですから、しょうがない。
続きを読んでいないと私のへんろ歩きも先に進めません。
というわけでこの秋はへんろ歩きはパスしました。

実際には異常に暑い夏の日が続いたのでダミーのリュックを背負ってのレーニングができなくて(シヌ危険もあり得ましたね)体力に自信がないからでもあります。
屋島は街中で近くにあるがキツイ道であるとは油断できないですね。

でも、書き換えないで下さいよ。追加するのはいいのですが・・・
それは「壇ノ浦」は屋島にはなく、関門海峡にあるのです! よく間違えられることかも知れません! 段々畑はあるはずです。
お遍路さんとの話を楽しみにしている人には、こちらからも面白い話を聞かせてあげましょう! その地方の印象とか、へんろ中の失敗談など。
Posted by よし男 at 2010年10月19日 00:01
私も朝イチに屋島に登りましたが地元の方の健脚ぶりに負けました。
食わずの梨あたりでは梨でなく道草を食ってました。
東面のへんろ道を下るときは木の根につかまりながらでした。
何しろ次の一歩が遠いというか段差がありすぎて片足スクワット状態でした。

ところで、お急が氏のこうへいさんをある意味で羨ましく思います。
私の方は暇で暇で、31番〜28番〜道の駅やすまで行ってきました。
国分寺の辺りの風景はまったく覚えていませんでした。
山門をくぐっても「こんなんやったかなぁ?」でした。
へんろ石饅頭は見たのですが急いでいたのか買わずじまいだったので
今回は買わせていただきました。

Posted by まねき猫  at 2010年10月19日 17:21
通りすがりのものですがちょっと失礼。

実は、屋島にも「だんのうら」という地名があります。
下関は「壇ノ浦」、屋島は「檀ノ浦」。
「ダン」は土偏と木偏で違います。

ということで、屋島に檀ノ浦があることは正解。
ただし、有名かどうかは??

Posted by GONBE at 2010年10月19日 19:51
屋島には木偏の「檀ノ浦」がある!
  面白いです!
しかし下関の「壇ノ浦」とはどういう関係なのでしょうね。
一応コメントに先立ち私も念のため土偏の「壇ノ浦」をGoogle地図で調べたのです。地名としては、現在はないですが史跡、店名としてはありました。
関門海峡近くに「田ノ浦」(たのうら)という地名ならあります。恐らく「壇ノ浦」から変化したのでしょう。また「大里」(だいり)という町があります。これは平家側の仮御所として「内裏」(だいり)から変化したとの説があります。
またブログのヌシがいないまま先走りそうです!
Posted by よし男 at 2010年10月19日 20:39
◆よし男様
あら、こんなとこにキリンさんが、、、どこの動物園から逃げてきたんや? はよ帰らなあかんがな。けど、ホンマに首長いなぁ。なんでこないに首長なったんや?、、、、、

、、、、って、よし男さん! えぇーーーっ!

てなわけがございまへんナ(汗)。

長いこと留守してスンマヘンでした。檀の浦の件はGONBEさんのおっしゃる通りのようで、、、これまた汗かきました。いやマイッタマイッタ。
Posted by こうへい at 2010年10月19日 23:59
◆まねき猫様
片足スクワット、、、確かに。あの下り、キツイですよねぇ。今でも忘れませんよ。

この夏はホンマに忙しかったです。いや忙し過ぎました。最近はちょっとラクになって、今年取れなかった盆休み(夏休み)を適当に取ってエエとは会社に言われてるんですけど、なかなかそういうわけにもいかなくてですね、、、、。

良くも悪くも「〜過ぎる」は凶!。コレ、氣学の教えでございます、ハイ。
Posted by こうへい at 2010年10月20日 00:01
◆GONBE様
はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
コメントありがとうございます。

檀ノ浦の件、そうでしたか。ココは木へんやったんですな。本文のほうも訂正しておきました。

屋島の戦いも、壇ノ浦の戦いもそれぞれに有名ですよね。私、それがゴッチャになってましてね、へぇ〜、平家はこの屋島で滅亡したのか、、、とそのときは思ってました。お恥ずかしい・・・。

ヤバイなぁ。日本史はけっこう得意なはずやったのに・・・

ご指摘ありがとうございました。また今後ともよろしく「渇!」を入れてくださいませ。
Posted by こうへい at 2010年10月20日 00:04
>になってましてね、へぇ〜、平家はこの屋島で滅亡したのか、、、
>とそのときは思ってました。
黙って土偏と木偏の間違いでした、とだけ言っとけはよかったのにねぇ。
まだ平家を滅亡させてはいかんぜよ!
GONBE様のおかげで2人が歴史知識の修正をする機会を得ました。
ありがとうございます。
私は関門海峡のあたりは実際に歩いて壇ノ浦、つまり下関側の長州藩の砲台跡とか、対岸の門司区大里あたりを散策したので、アチラのほうが詳しく、屋島の「檀の浦」は全く知りませんでした。たぶんクイズにもなった類似名でしょう。
Posted by よし男 at 2010年10月20日 01:27
◆よし男様
>黙って土偏と木偏の間違いでした、とだけ言っとけはよかったのにねぇ。
>まだ平家を滅亡させてはいかんぜよ!

おっ!高知弁ですな。福山龍馬がしゃべってるように聞こえましたぜよ。

まぁ私、根っからの正直者でしてね、今まで嘘なんかついたことがないんですわ。ホンマですがな。ホンマにホンマ・・・。


スミマセン!私、嘘をついておりました!(明石家さんま風)


よかったですね。お互いに知識を修正できて、、、。GONBEさんに感謝です。
しかしよし男さん、行動範囲が広いですなぁ。下関も歩きはったんですか。横浜からでしょ。
でも屋島のほうはまだのような・・・。とにかくアノ下りは要注意ですよ。同行二人の地図にもあるように、ホンマ真っ逆さまに下っていく感じですからね。野宿しながらの重装備では相当キツイと思います。お気をつけて。
Posted by こうへい at 2010年10月20日 21:38
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