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2010年02月09日

四国へんろ【161】 雲辺寺にて

山道から車道に出て、少し行くと雲辺寺の山門が見えてきた。そして無事到着。時刻は9時30分頃だったろうか。

おぉ〜っ、来たぞぉ、雲辺寺。なんとなく可愛らしい感じのする山門を見上げ、ひとりニンマリとほくそ笑む。

一礼して山門をくぐり、そのまま道なりに進むと境内に出た。ぐる〜っと周囲を見渡す。なかなかに広い境内である。そして参拝・納経を済ませ、広い境内の中をしばらく散策していると、Hさんの姿を発見。Hさんはちょうど今到着したところのようだった。

互いに「お疲れさん。」と声をかけ、Hさんはそのまま参拝・納経へ。そして私は境内の奥へ進んでいった。そこにロープウェイの乗り場があり、取り敢えずという感じで、私は乗り場の建物の中を見てまわった。

建物からなだらかな坂道を少し登ったところに大きな像が建っていた。そこへ行ってみようと思ったとき、Hさんが参拝・納経を終えてロープウェイ乗り場のほうにやって来るのが見えたので、足を止めHさんを待った。

そしてまた2人で乗り場の建物の中を見てまわる。建物の窓からスキー場が見え、それを見たHさんがしばし興奮。Hさんは学生時代にスキーにのめり込んでいたらしく、その目はまるで少年のように涼しく嬉しそうだった。

そして外に出て、ふと足元を見ると、ここが徳島県と香川県の県境であることを示す埋め込みのプレートがあった。

「あぁ、こういうのがイイんですよねぇ。」

そう言ってHさんは、また嬉しそうに携帯カメラのシャッターを押していた。そして私も記念にパチリ。

DVC00119.JPG


その埋め込みを見て感慨に耽る。そうかぁ。ココは徳島県と香川県の県境かぁ。、、、、、アレ?、、、じゃぁ愛媛県は?、、。
このときやっと私は、自分が菩提の道場(愛媛県)をすでに打ち終えているいることに気づいたのだった。それまで何度も地図を見ていたはずなのに、お恥ずかしい話である

少ししてふもとからのロープウェイが山頂に到着したようで、スノーボードやスキー板を抱えた若者たちが私とHさんのほうへどーっと大移動してくるのが見えた。すごい人数である。
その若者たちが私とHさんの間を足早にすり抜け、スキー場のほうへ向かっていく。そのとき私とHさんはその大移動に目を丸くし、凝り固まって動けなかった。

Hさんといっしょに坂道を登った先の大きな像まで歩き出す。そこからスキー場の全景がさらによく見え、Hさんはまた子供のようにはしゃぎ出して、あっちからこっちからと何枚も携帯カメラを撮りまくる。その姿がなんとも微笑ましかった。

ふと大きな像を下から見上げる。この像は当時は気づいていなかったが、あとで調べてみたら毘沙門天の像とのことだった。そしてこの像の上部が展望台になっているようで、内部から階段で上がれるようになっていた。

私は階段を上がり、展望台に出てみた。そして思わず「おおぉ〜っ!!」と感嘆の声を上げた。そこにはぐる〜っと360度、見渡す限りの絶景が広がっていたのである。

すごい、すごいぞ。なんて素晴らしい眺めなんだ。空気もよく澄んでいて、瀬戸内海はもちろん、遠く瀬戸大橋までもがよく見えた。ホントに素晴らしい眺めだった。

そこからスキー場はまたさらによく見え、下ではしゃいでいるHさんに「上のほうがよく見えるよ〜。」と声をかける。そしてHさんも展望台に上がってきて、私と同じように「おおぉ〜っ!!」と感嘆の声を上げた。

しばらく展望台での絶景を楽しんだあと、さすがに寒くなってきたので、展望台を下りた。そしてHさんはもう少し広い境内を見てまわりたいとのことで、ロープウェイ乗り場の前でいったん別れた。

私は私で次の67番大興寺へと足を向けた。そして境内の奥へ少し進んだところに広い空き地があり、その一角で焚き木を燃やしているおじさんが見えた。そうとう身体が冷え切っていた私は暖を取らせてもらおうと近づき、おじさんと世間話をしながら焚き火に手をかざして身体を暖めていた。

やがておじさんはその場を離れていき、ひとりで暖をとっているところへHさんがやってきた。そしてHさんといっしょに焚き火に当たりながらまたしばらく談笑する。

2人とも身体がじゅうぶん温まったところでいっしょに歩き出す。Hさんはこの先直接大興寺へは向かわず、番外の16番荻原寺を経由していくとのことだった。

そして雲辺寺から山道を1.1km進んだ山中に荻原寺へ向かう別れ道があった。ここでHさんとはお別れになるだろう。それを惜しんでしばらく立ち話。そして最後にHさんが、

「思い切って言っちゃいますけど、僕、実は川崎フロンターレのサポーターをやってるんです。」
「川崎フロンターレ?、、あぁ、あのサッカーの、、、」
「そうです。ブログも書いてて、サッカーのこと以外におへんろのことも書いてますから。」
「へぇ〜、そうですか。ブログねぇ。どんなタイトルなんですか?」」
「まぁ〔川崎フロンターレ〕〔遍路〕とかで検索してみてくださいよ。たぶん見つかると思いますから。」
「わかりました。見つけたらコメントでも入れさせてもらいます。」

そういって、Hさんと笑顔でガッチリ握手。じゃお元気でと互いの健闘を誓い合い、その場でHさんと別れた。



後日、Hさんのらしきブログをなんとか発見。コメントはどうしよう。違ってたら恥ずかしいけど、えぇ〜い、ま、いいか、と思い切ってコメントを入れてみた。するとHさんから「早速見つけられちゃいましたね。」と嬉しい返信があった。

そのブログには私との出会いのこともほんの少し書かれてあり、他人のブログに自分が登場していることがなんとなく妙に嬉しいようなはずかしいような、そんな感じがしたものだった。

そしてたぶんこの頃だったと思う。私の心にひとつの思いが小さく芽生えたのは、、、、。

     ・・・あぁ俺も、ブログ書いてみようかなぁ・・・


posted by こうへい at 02:11| Comment(8) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毘沙門天の建物は覚えていません。う〜〜ん?
初雪の日で、なにか異様に寒かったのです。
ミゾレが降っていたような記憶があります。参拝者用休憩所に
入り休みましたが、ひたすら寒くて五百羅漢の写真を撮ろうと
しても長く外におられずロープウェイの駅に飛び込み1時間も
休みました。スキー場が見えましたがスキー客はまだ少なかっ
たようです。大きなリュックを背負った若い男が一人入って来
ましたが 「もういいや」 とこれからロープウェイで大阪に
帰るとのこと。どうも初めてでペースがつかめず体力を消耗し
たようでした。こちとらは横浜から来ているのでおめおめとは
帰れないです。
>徳島県と香川県の県境であることを示す埋め込みのプレート
これもよく覚えていないですねえ。両側に足を跨いで今オレは
両県に・・・・と思ったような思わなかったような・・・・
なにせ、ひたすら寒い寒いと感じました。それで、もういいや
と早々と退散するように下りに転じました。山頂は寒くても10
メートルも下ると温度が高くなるものだと聞いたことがあります。
Posted by よし男 at 2010年02月09日 23:56
◆よし男様
>毘沙門天の建物は覚えていません。う〜〜ん?

>>徳島県と香川県の県境であることを示す埋め込みのプレート
>これもよく覚えていないですねえ。

あれれ、いつもは私が言ってる言葉をよし男さんが、、、。
めずらしいこともあるもんですねぇ。

五百羅漢、、、ありましたよね。これなんですが、私の記憶の中では途切れ途切れに出てくるんですよ。ただこれがどの辺にあったかが思い出せなくてですね、うまく本文の中に表現できませんでした。

埋め込みプレートは、ロープウェイ乗り場から毘沙門さんの像へ向かう坂道の途中にあったと思います。ずーっとロープウェイ乗り場寄りだったような、、、。
今度行かれたら是非跨いでみてください。(笑)
Posted by こうへい at 2010年02月10日 20:50
ご無沙汰しておりますが、お元気ですか?
メッセージありがとうございました。
…同じ写真ですね(笑)。
「さわやか系」には、思わず笑ってしまいました。

悔しいことがあります。
ご一緒に過して、とても楽しかった岡田屋さんでのこと、私はあの時ほとんどブログに書いていませんでした。
でも、しっかり記憶させていただいておりますよ。

また時々遊びに来させていただきます。
Posted by Ham at 2010年02月11日 11:56
雲辺寺ロープウェイ乗り場の建物の中で食事をしたような記憶が・・・
あかん、またHDDが悪化してきた。
他には誰もおらんかって、スキー場があって3月やのに雪が残っていて
四国でスキー場がある?しかもこの雪は、ほんまモンの雪なん?
六甲山みたいな人工スキー場ちゃうのん?て、しばらく見てました。

五百羅漢はよぉーく覚えちゅうきに、冷んやりした空気のなかで
いろんなポーズの羅漢さんがおったがぜよ。

うちの近くに五百羅漢で有名な寺があって、そこの羅漢さんは皆
野仏のような素朴なお顔をしてるので対照的でした。

Posted by まねき猫 at 2010年02月11日 15:17
◆hamさん(=Hさん)
これはこれは、ようこそおいでくださいました。
その節はお世話になりまして、誠にありがとうございました。

>「さわやか系」には、思わず笑ってしまいました。
何をそんなに謙遜しておられますやら。私には間違いなくそう見えたんですから、ハイ。
民宿岡田では、よく飲みよく食べよく話し、ホントに楽しいひとときでしたね。忘れられん思い出ですよ。

>…同じ写真ですね(笑)。
ホントにそうですね。(、、、、って当たり前ですが)
hamさんの写真を見ると、埋め込みプレートのある位置がよくわかります。
奥に見えるのがロープウェイ乗り場ですよね。で、乗り場からプレートのこちら側延長線上に毘沙門さんの像がある。確かそのはずです。

これをよし男さんは見逃されたと、、、。まぁそれに気づかないほど寒かったということなんでしょうか、、、。
Posted by こうへい at 2010年02月11日 22:22
◆まねき猫様
>雲辺寺ロープウェイ乗り場の建物の中で食事をしたような記憶が・・・
>あかん、またHDDが悪化してきた。
アラララ、まねき猫さんまでも・・・。

私が行ったときの雲辺寺山の雪は本物だったと思います。スキー場だけじゃなく、その周囲は一面雪景色でしたからね。

>五百羅漢はよぉーく覚えちゅうきに、冷んやりした空気のなかで
>いろんなポーズの羅漢さんがおったがぜよ。
えーっと、これはもしかして、高知弁でっしゃろか。
さて果たして方言として正しいんでしょうか。どなたか現地の方、ご判定を〜。
Posted by こうへい at 2010年02月11日 22:27
>これをよし男さんは見逃されたと、、、。まぁそれに気づかないほど寒かったということ

そうなんですよ。記録にあるデジカメの写真を探しても見つかりませんでしたから、雪に覆われていたとか、寒さが応えたとか言うことでしょう。なにせロープウェイ駅で日なたぼっこした後、はや下ろうって、それだけでした。
Posted by よし男 at 2010年02月13日 01:10
◆よし男様
やはりそうでしたか。それほどまでに寒かったのですね。
今度は季節の良いときに是非行ってらっしゃいませ。
Posted by こうへい at 2010年02月13日 23:25
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