2007年5月6日(日) 6時30分起床
さて、今回の区切り打ち最終日の朝である。身支度を整え、1階の食堂へ下りて朝食をいただく。
しかしせっかくの最終日だというのに、外は雨。それも本降り状態である。昨日、山から下りてくるとき降り始めた雨が、ずっと続いているようだった。
早々に朝食を終えて精算を済まし、ポンチョをかぶって宿を出た。時刻は7時過ぎ。今日は、取り敢えず53番円明寺を打ったあと、昼過ぎのJR松山駅発の高速バスに間に合うよう、適当なJRの駅まで歩く予定である。
昨日とは打って変わってのノンビリ歩き旅に、本当ならルンルン気分な楽しい道中になりそうだったが、この本降りの雨である。やはり少々気が滅入る。そんな面持ちのまま、左手のフェリー乗り場を横目に歩き出した。
少しして右手に小高い山とその山をドーンと貫く大きなトンネルが見えてきた。
足を止めて山を見上げる。あぁ昨日はあのてっぺんから下りてきたんだなぁ。しかし昨日はホントに大変だった。しんどかった。昨日の強行軍を思い返しながら、私はそのまま海岸沿いの道を歩き始めた。次の53番円明寺までは約3kmぐらい。1時間もしないうちに着くだろう。
左手に瀬戸内海を見ながら雨降る県道をテクテク歩く。しかし昨日の疲れが抜け切っていなかったのだろうか、足腰が早々に重くなってきた。いつもはそんなこと感じないのに・・・。
この本降りの雨も影響しているのかもしれない。恨めしげにチョイと空を見上げる。しかし雨が止みそうな気配は一切なかった。あ〜あ、マイッタなぁ。
今日はJR伊予北条駅まで行けたらと思っていたが、疲れも残っているようだし、帰ったら明日から仕事もある。まぁ今日はあまり無理せず、1つ2つ手前の駅まででもいいか。とにかく円明寺までは小1時間だ。取り敢えず円明寺までは一気に行こう。
そしてヨッシャーっとカラ元気に気合いを入れて、県道を歩き続ける。
、、、、だが、、、、
左手に海。右手に山。歩いても歩いてもその景色がいっこうに変わらない。歩き出して1時間が過ぎようとしていた。しかし景色はそのまま。おかしい。もうとっくに円明寺に着いているはずなのに・・・。
地図を取り出したいが、地図はポンチョの内側の頭陀袋の中だ。雨が降っていなければスンナリ取り出せるのだが、この雨の中、ポンチョを下からまくって頭陀袋の中に濡れた手を突っ込むのも面倒くさい。
この海岸沿いの道はへんろ道ということではないため、あの赤いへんろ札はひとつも見当たらなかった。当然と言えば当然だが、この道を行けば円明寺の近くに出られることは間違いない。それだけを頼りに黙々と歩き続ける。
しかし悪いことに本降りの雨が、やがてドシャ降りに変わってきた。そして足腰はますます重くなってきて、歩くペースもてくてく歩きからトボトボ歩きに変わってきた。ハァ、しんどい、、、。こりゃキツイぞ。
それにしてもおかしい。円明寺は、、、?? 円明寺はどこ、、、?? もう着いてなきゃならんのに、、、。俺は、、、俺は、、、俺は今、いったいどこを歩いているんだ、、、??
そしてやがて目の前に何やら大きな建物が見えてきた。何の施設だろう。よく見ると、「松山運転免許センター」とあった。
(な、何ぃ〜、、、松山運転免許センタァァー〜、、!?)
そんなところが地図に記載されていただろうか。覚えがない。さすがにここは地図を確認しなければ、ということで、なんとか雨をしのげる軒下を見つけてポンチョを脱ぎ、その場にヘタリ込んで、ようやく今日初めて同行二人の地図を開いてみた。
いったいココはどこやねん!? そう思いながら、必死に地図を見入る。
松山運転免許センター、松山運転免許センター、、っと、、そんなもんあらへんやないか!
しかしよくよく地図を見ると、見開きのページの下に小さな略図が描かれていて、そのなかに松山運転免許センターの文字があった。
これかぁ〜!、、、といっても、略図の中なのでこの地点がいったいどこなのかよくわからない。そして何の意味もなく意志もなく、あたりをキョロキョロ見渡す。
しかしこの同行二人の地図をよくよく見て、私はやっと気づいた。この海岸線を歩くルートがかなりの遠回りであったことを・・・。
アチャー〜、、、シマッタァ〜、、、円明寺まで、、3kmのはずが、、、3kmのはずがぁぁ〜、、、(ガーーーーーーン)、、
うしろの壁にもたれて、ガックリ首を前に落とす。私はしばらくその場から動けなかった。
2009年08月31日
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保存協力会の地図でいうと、欄外を歩いていることになりますね。
確かに間違いの恐れがあるところです。
そうでなくても保存協力会の地図は、本の上での北の向きがコロ
コロと変わるので、向きを間違うチャンスが多いと思います。
本降りですか。これまたつらいですね。
高浜トンネルと観光港トンネルは同じものでしょうか??
>これは疲れから正しい判断ができなかったのでしょうか。
どうだったんでしょうか。自分でもよくわかりません。疲れてたのは確かですが、とにかく大ボケもいいところでした。
これが「そうです!疲れが原因だったんですよ!」と言い張ると、私をよく知る人間に、「お前はいつもボケとるやろ。」と突っ込まれそうなので、やめておきます。
>高浜トンネルと観光港トンネルは同じものでしょうか??
これもどうなんでしょうね。
まぁあのへんでごっついトンネルと言えばあそこしかないので、きっとそうなんじゃないでしょうかねぇ。