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2009年07月24日

四国へんろ【132】 岩屋寺への打戻り その1

ホカホカの唐揚げ弁当を手に提げ、ゆるやかな上りの車道をてくてくと進んでいく。さてこの途中に大宝寺の山門があったようなのだが、実はそれを通り過ぎた記憶がどうも薄い。いや薄いというよりほとんどないのだ。本当に山門があったのかどうか、、、う〜ん、、。

しばらくして無事大宝寺に到着。時刻は11時前。参拝・納経を済ませ、次の45番岩屋寺へのへんろ道を探す。地図によると、てっきり境内の裏手のほうにあると思っていたのだがよくわからず、納経所へ戻ってその方向を聞くと、来た道を少し戻ったところに登り口があるとのことだった。

大宝寺をあとにして坂道を下っていく。少しして左に岩屋寺への登り口を示す赤いへんろ札が立っていた。そしてうっそうとした山道には入り、エッチラオッチラと上っていく。

なかなかにキツイ山道である。この山道であるが、途中でへんろ道を示す赤い札が途切れて、かなり不安ではあった。また道を間違えていないだろうかと・・・。

あまりに長くへんろ札が途切れたので、もしやと思い立ち止まる。しかしここまでは確か一本道だったはず。脇道もなかった。不安感にさいなまれながら再び歩き出す。そしてようやくして赤いへんろ札を発見。ホッと胸をなでおろす。ヨシ、この道で大丈夫だ。

やがて山道は下りになった。これがまたかなりの急な坂道である。ころばないよう慎重に坂道を下っていく。そして車道に下りてくると、左手にトンネルが見えた。峠御堂トンネルである。へんろ道はここを右手に進んでいくようである。

しばらくして河合の集落を通り過ぎ、県道12号線に合流。夏場ではないが、けっこう汗をかき、のども渇いていた。ガソリンスタンドを過ぎたところにコカコーラの自販機があったので、コーラを一本買って、休憩がてら一気に飲み干した。

再び県道12号線を歩き出す。しばらくしてへんろ道は12号線を離れて、右手ののどかな脇道に入っていった。前後に歩きへんろさんの姿はなく、孤独なへんろ行ではあったが、さわやかな山の空気に包まれて、何とも気分良く歩けていた。

やがて八丁坂の登り口に到着。時刻は13時頃。さてここから岩屋寺への本格的な登りが始まる。その前に腹ごしらえだということで、適当に座れるところを見つけて昼食タイム。唐揚げ弁当をパクパク食べ始める。

半分ぐらい食べ終えたところで、目の前に若いカップルがブラブラと歩いてきた。そして互いに軽く会釈をするや、2人は私の目の前を通り、そのまま八丁坂からの山道を登って行った。それを見て思わず目を丸くする。

ちょっとちょっとお2人さんよ、どこ行くの・・・??

何しろ2人は手に何も持たず、ハイキングするような格好をしているわけでもない。ただ普通にそのへんをブラブラと散歩デートしているような感じで、この坂道を登って行ったのである。

まさかあのまま岩屋寺へ・・・。そんなわけないだろうと思いつつ、2人のうしろ姿を見送る。

弁当を食べ終えて、地図を開く。さてここから150mほど一気に登ることになりそうだ。しかし岩屋寺まであと3kmもない。ヨシッ行くか。

そして私は気合いもろとも立ち上がり、八丁坂の坂道を登り始めた。



posted by こうへい at 02:19| Comment(10) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は久万では大宝寺まで歩いただけですが、大宝寺への入口はちょっとしたつづら折りの坂があって、そこが近道のように思えて登った記憶があります。
岩屋寺へは時間がなく一旦久万高原町中心に戻りタクシーで行ったのでいつかは打ち直しをせねばなりません。とても、へんろをしているとは言える日ではなかったのです。
わかいカップルは山菜を採りに山に入っているのではないかなあ?
Posted by よし男 at 2009年07月24日 23:56
◆よし男様
よし男さん流に言えば、「あだ討ち」せにゃならん、というところですかね。そりゃもうぜひ歩いてみてください。歩いてこその岩屋寺ルートだと思いますよ。

しかし何をそんなにバタバタしてはったんでしょうねぇ、、、。
Posted by こうへい at 2009年07月25日 22:02
確か松山市内の札所を幾つか打ち、まだ休暇の1日が残っていたので、
2箇所を打とうと思い大宝寺と岩屋寺を選んだのですが、岩屋寺まで
歩いて行って帰ってくると久万高原町のバス最終便が3時半あたりで、
松山まで戻れなくなってしまうからです。詳しいバス時刻表は久万に
到着するまで不明でした。のでタクシーで。寝袋ももたなかったあの
日々。
Posted by よし男 at 2009年07月25日 22:37
◆よし男様
つまりは「乱れ打ち」されとったわけですナ。
そう言えばよし男さんは、足摺岬から松山までがまだ未踏のようなことをおっしゃってましたね。
何しろ横浜からだと距離的に一番遠いところですから、そこまでの移動だけでも大変でしょうねぇ。
大阪からも一番遠いのですが、大阪からは中村・宿毛や内子・大洲・宇和島・城辺といったところへの夜行直行バスがあるので助かってます。
Posted by こうへい at 2009年07月26日 07:37
今回のへんろ歩きは、こうへいさんのブログ記録を追体験するような、再確認するような歩きでした。確かに峠御堂トンネル開口部までのコースも結構きつかったです。同感です。トンネルらしきものが見えたときはうれしくなりました。
今回は民宿兼キジ料理屋のおかみさんの勧めでリュックは宿に置いての歩きでしたが、それでもきつかったです。(両手に手提げ) 12号に平行に進み、やがて離れて行くコースは緑陰で、荷物さえなければ快適な散策路でしょう。丸石で作った階段が長く続きうらめしいです。
さて、この時点では、恐怖の八丁坂が待っているとは、知らなかったのです。
Posted by よし男 at 2010年06月02日 22:41
◆よし男様
>今回のへんろ歩きは、こうへいさんのブログ記録を追体験するような、再確認するような歩きでした。

今回は取り敢えず岩屋寺で打ち止めな感じでしょうか。しかし私のブログ記録を追体験するようなとは、なんかありがたいやら照れるやら、、、。
私の未知の情報もいろいろ教えてくださって誠にありがとうございました。

さて恐怖の八丁坂とは、、、?、、、いったい何があったんでしょうか??。
Posted by こうへい at 2010年06月04日 23:19
>今回は取り敢えず岩屋寺で打ち止めな感じでしょうか。
そうなんです。区切り打ちを金剛福寺から始めたのですが、2日間のロスをしてしまって、帰宅までの日数がギリギリになったので、疲労困憊した体で1時半ごろ民宿を確保し、おかみさんのアドバイスでリュックは民宿に預け、岩屋寺をめざしたのです。私としては身軽になっての歩きは初めてでしたが、全く迷うことなくアドバイスに従いました。リュックを担いでの岩屋寺行きは不可能だったでしょう。岩屋寺までの歩きで、リュック預けは正解であることを知りました!
Posted by よし男 at 2010年06月05日 01:46
◆よし男様
>リュック預けは正解であることを知りました!
そりゃそうっすよ!
岩屋寺って大宝寺からひとつ山を越え、それからまた八丁坂を登ってですから2つの山を越えなければなりません。そりゃ23kgもの荷物を背負ってはなかなかキツイです。
私ゃゼッタイできません。、、というよりやりません、ハイ。(キッパリ)
Posted by こうへい at 2010年06月06日 22:09
八丁坂は 「修業のため敢えて急峻なルートになっている」 とかで、実際、途中で一服できるような緩やかな坂がなかったです。どこまで続く、この昇り?、とやや腹が立ちましたよ。しかし最上部に到達すると、そこからは落葉の降り積もった道が続きます。石ころが少なく、まさに落葉のジュウタン道でした!広葉樹の落葉が遠方に散らず、ここに降り積もっている印象でした。クッションが効いていて、現在都会で採用されているコルク状の敷きパネルよりも快感でした。ここは忘れることができません!
Posted by よし男 at 2010年06月15日 20:30
◆よし男様
>八丁坂は 「修業のため敢えて急峻なルートになっている」 とかで、
へぇ、そうでしたか。確かに200mぐらいの高さを一気に登りますからね。でも私はそんなにへーコラした覚えはないんですよね。まぁへーコラする印象が強くなる前に登りきっちゃったんでしょうか。

そのあとの落ち葉のジュウタン道は、、、、う〜ん、覚えとらん!
残念じゃー!!
Posted by こうへい at 2010年06月16日 20:13
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