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2009年05月25日

四国へんろ【112】 愛媛県 突入!

松尾峠でしばらくの昼食休憩後、ヨッシャ行くかと立ち上がり、気合いもろとも歩き出す。

さて、ここから私のおへんろの舞台は、愛媛県・菩提の道場へと移っていく。
愛媛県かぁ、、、。山道を下りながら、私にはなんとなく湧き上がってくる胸の高鳴りが感じられた。というのも、私にとって愛媛県は、四国4県の中で唯一訪れたことのなかった、いわゆる未踏の地であったのだ。

今回の年越しへんろ行では、最後は取り敢えず伊予大洲か内子あたりまで歩き、そこからJRで松山市内に出て、松山から高速バスで帰阪という予定を立てていた。そしてなかでもひとつ楽しみにしていたことがあって、それは是が非でも道後温泉に寄っていこうということだった。

私は特に温泉好きというわけでもないのだが、やはり松山に行くからには、道後温泉に入らずして何としよう。とにかくおへんろで疲れた身体を歴史ある道後の湯でゆっくりと癒したい。想像しただけでも気持ち良さそうである。きっと帰りのバスでもぐっすり眠れることだろう。そうそう、坊ちゃん団子も食ってかないと・・・。そう思うと自然と頬の辺りもゆるんでくる。

、、、っとと、そんなことを思いつつ、ふと我に返った。まだココは山の中。アブナイアブナイ、また先ほどみたいにドえらく道を間違えたら大変である。気を引き締めて行かなければ・・・。

そうやってへんろ札を見逃さないように慎重に山道を下りていく。やがて車道に出て、道はなだらかになった。なんとか無事に下りてこられたようである。

しばらくして一本松の町並みに入り、とある商店の軒先で小休止。その後、国道56号線に出て左に折れ、国道沿いにてくてく歩く。またしばらくして町並みがやや賑やかになってきた。40番観自在寺までもうすぐである。

そして間もなくして観自在寺に到着。時刻は15時30分頃。松尾峠でドえらく迷った分、かなり遅れての到着ではあったが、なんとか無事に来られたことを感謝しつつ、本堂と大師堂で神妙に手を合わせる。

納経後、一息入れてから観自在寺を出た。さてこのあと今日は宿に向かうだけである。予約してある宿は「旭屋」という旅館で、この観自在寺から10kmほど行ったところにある。しかしこのとき時刻は16時前。間の休憩も入れて宿に到着するのは18時過ぎになりそうか。その旨、ちょっと伝えておいたほうがいいかなということで、宿に電話を入れた。

国道56号線をひとり黙々と歩く。この時節、日が暮れるのも早い。17時を過ぎると、辺りは一気に暗くなってきた。懐中電灯を手に持ち、ときおり近づいてくる車に自分の存在を知らしめるべく、チラチラと懐中電灯を振る。その後、宿に至る道中でもこれといった出来事はなく、だいたいの予測通り、18時頃に「旭屋」へ無事到着した。

この旭屋は、外からのパッと見ではとても旅館には見えず、料亭かお食事処というか、いわゆる飲食店のたたずまいで、店内もとてもキレイだった。もともとが飲食店みたいなので、食事も美味しそうである。

そして2階の部屋へ上がる際、ひとりの若者とすれ違った。その若者は階段をトットットと駆け下りてきて、すれ違いざまに「お疲れ様〜」と元気な声をかけてくれた。ホッと心が和む。

入浴後、1階の店内に下りていくと、そのときすれ違った若者が座っているテーブル席に案内された。その若者(以下、T君)は一般の食事客ではなく、歩きへんろさんらしかった。今日一日、誰ひとり歩きへんろさんとは遭遇しておらず、何だか嬉しくなって思わずT君に話しかける。T君は食事を終えて部屋に戻ろうとするところだったが、私の声かけに応じてくれて、久しぶりのおへんろ談義を楽しめた。

聞いてみるとこのT君、歩くペースがとてつもなく速い。何しろ通し打ちで歩いているにもかかわらず、連日40〜50kmも歩くというのだ。1番霊山寺から歩き出してここまでほぼ2週間。たったの2週間である。スッゲェ〜。おそらくT君のペースなら、間違いなく1ヵ月を切って結願できるだろうなと思った。

さらに驚いたのは、あの12番焼山寺へのへんろころがしであるが、あの山道をT君は3時間半で登り切ったとのこと。健脚でも5時間と言われる険しい道のりをたったの3時間半で・・・。ちなみにその間一度も休憩を取らなかったらしい。

T君のそのずば抜けた体力と脚力に、私はただただ「あり得ない!」とあきれて首を振るばかりだった。



posted by こうへい at 23:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私にも西愛媛は鉄道沿線でも、ほとんど未知の土地です。愛媛県ってカーブしてますがエラく長いです。
冬の夜は早いです。すぐ暗くなりますね。私もいつしか懐中電灯を左右に振りながら歩くようになりました。しかし夜の自動車の通過はありがたいです。道路灯が少ないルートでは行き来する車のヘッドライトが前方地面の起伏を照らし出してくれるので助かりますね。排水溝の石蓋が欠落していたりするとあぶない! 
T君は記録を作ろうとしていたのではないでしょうか?色々なへんろ方式がありますが、ルートには迷わなかったようで初めてではないのでしょうかねぇ?
焼山寺へのへんろころがしも駈け足で抜ける競走があると聞きました。。心臓バクバクで死ぬかと思ったと
走った人が言ってました。

>この朝日屋は、外からのパッと見ではとても旅館には見えず
へんろ客は季節性がありますので旅館・民宿だけでは経営が成り立たないところもあるのでしょう
Posted by よし男 at 2009年05月26日 23:36
◆よし男様
>愛媛県ってカーブしてますがエラく長いです。

改めて地図を見たんですけど、ホントそうですねぇ。長いです。
あんまり気にしてなかったので、へぇ〜そうかぁ〜って今さらながら驚いています。

>T君は記録を作ろうとしていたのではないでしょうか?色々なへんろ方式がありますが、ルートには迷わなかったようで初めてではないのでしょうかねぇ?

T君との会話では、何回目のおへんろですみたいな話はしなかったので、そのへんはよくわかりません。
でももしかしたら、よし男さんのおっしゃる通りかも、、、。
というのも、T君の格好がネ・・・。まぁそれはまた本文に書きますので少々お待ちくださいませ。
Posted by こうへい at 2009年05月27日 02:27
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