☆☆☆義援金寄付ならびに節電のお願い☆☆☆

2009年03月14日

四国へんろ【95】 足摺岬への道 その2

2006年12月31日(日) 午前3時起床。

真夏でもまだ真っ暗な時間。ゴソゴソと起きだし、身支度を整えて、3時30分には宿を出た。少し離れたところに自販機があり、缶コーヒーを買って身体を温める。

真っ暗闇の道を懐中電灯片手にてくてく歩く。持ってきた懐中電灯は自転車用のLEDライトで、かなり前方まで明かりが届く。おぉ、これは明るいぞー!。道路標識もハッキリと見え、嬉しくなって右へ左へあちこちと明かりを向ける。なんともおバカさんである。

歩きながら、ふと夜空を見上げる。満天の星がキレイだ。美しい。そして足を止め、懐中電灯も消す。辺りは街灯もなく、まさに真っ暗闇。だが、それだけに夜空に輝く満天の星がよりいっそう美しく見えた。

ふとこの真夏に23番平等寺横にある宿(山茶花)を真夜中に出て、懐中電灯ナシで真っ暗闇の山中にうろたえながら、満天の星を見上げたことを思い出した。
あのときは山中だったために、両脇の木々に視界をさえぎられて頭上の夜空しか見えなかったが、今この地点はだだっ広い平原の道。まわりには木々も建物もなく、広く広〜く夜空を見渡せた。

これぞまさしく天然のプラネタリウム。星座や星の種類にはウトくて、どれがどの星なのかはわからなかったが、しばしの間、夜空を見上げ、天然のプラネタリウムを存分に楽しんだ。

少し寒くなってきたので、再び歩き出す。さぁ行こう。足摺岬へ。県道42号線に沿って田野浦地区を抜けていく。

今日の宿から足摺岬までは約45q。以前、牟岐(むぎ)町の内妻荘から佐喜浜の先にある民宿徳増まで歩いた距離は約43q。あのときも今日と同じぐらいの時間に出て、18時過ぎには宿に着いた。今回もトラブルなくば、なんとか夕食の時間までには辿り着けるだろう。

気分も体調も良く、真夜中の広域農道を快調に歩いていく。その間、2度ほど休憩を入れ、夜も白々と明けてきた。

しばらくして眼前に堤防が見えてきた。おっ!もしかして四万十川か!。ワクワクしながら堤防に向かう車道に沿って上っていく。
そして、見えた。四万十川だ。おぉ来たかぁー!思わず感嘆の声が口をついて出てしまった。

またこのときも以前のことを思い出す。日和佐の道の駅で足湯に浸かっていたとき、私の隣に座っていた若者ライダーのことだった。


 ・・・・  「じゃ今日はどこまで行くんですか?」   ・・・・
 ・・・・  「僕ですか。そりゃもう、目指せ!四万十川ですよ。」 ・・・・


あのライダーは、あの日に日和佐からこの四万十川まで行くと言っていた。無事着けただろうか。とにかく俺もここまで来たぜよ、バイクのにいちゃんよ。人なつっこい若者ライダーの面影を思い出しながら、ひとりほくそ笑んだ。

目の前にある四万十大橋を通り、橋の中央で足を止めて、欄干にもたれる。そしてはるか遠くから流れてくる四万十川の全景をながめた。波もなく、静かな、そしてなんとも上品な流れである。
ただ残念なことは、この辺りは四万十川のほぼ最下流域にあたるためか、川の色が思ったほどキレイには感じなかった。清流として名高い四万十川。その色はどれだけキレイなんだろうと思っていただけに、少々残念だった。

そしてこの四万十大橋の上であるが、このとき風が思い切り強く、とてつもなく寒かった。じっとたたずんでいると、寒さに身体が凍えそうである。ホントは橋の周辺で四万十川を眺めながら休憩するつもりだったのだが、凍てつくような寒さに耐え切れず、足早に橋を渡り切り、川沿いの道へ降りていった。

あぁちょっと休憩したいなぁ・・・・と思っていたところへ、とあるお宅の軒先にテーブルとイスが置いてあるのが目に入った。

これはこのお宅の人が、おへんろさんの休憩用に置いてくれているのだろうか。う〜ん、どうしよう。まぁ、いっか〜。休憩させてもらおう。と、リュックを降ろして、イスにすわった。

それからちょっとして、このお宅の玄関の扉が開き、家人の人らしき男性が出てきた。その男性と目が合う。ヤ、ヤバイ、、、。

「あ、すいません、ちょっと休ませてもらってます。すいません。」

そういうと、男性はじっと私を睨んだあと、ピシャリと扉を閉め、玄関の中に姿を消したのだった。


posted by こうへい at 17:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
42号を進まれたのですね。私は北の56号を選びました。
星空はまさに高知、徳島海岸線のウリですよ。星って、こんなにたくさんあ
ったっけ?と思うほど満天に、天の川も見えますね。
   ♪ふるえて〜見上げよ冬の星、足摺岬がぁ、待っている、♪♪ なんてね。
LEDライトは助かりますね。ランプ切れの心配が無いし、強力です。
四万十川の川幅が広すぎて、写真としても 「川」 としてうまく収まらない
と感じました。上流の四万十川橋あたりでは水はきれいだったようです。

>そういうと、男性はじっと私を睨んだあと、ピシャリと扉を閉め
そうなんです。お遍路さんに提供してくれているような、そうではないような
テーブルと椅子がけっこう道路際にあるんです。疲れていると、体が自然に・・
   ま、待てよ? 連載マンガでも次号では意外な展開があることが・・・・ 
Posted by よし男 at 2009年03月14日 19:37
◆よし男様
56号沿いで見上げる夜空はどうでしたか? 42号のほうはホントに美しかったですよ。
とにかく街灯がないので、星のキラメキ度はピカ一でした。

>ま、待てよ? 連載マンガでも次号では意外な展開があることが・・・・
 
想像力豊かなよし男さんのことですから、いろんなパターンを思い描いていらっしゃるかもしれませんね。
でもあんまり期待しないでくださいよ。私、緊張しますから・・・。(汗)
 
Posted by こうへい at 2009年03月14日 22:03
42号は日中歩きました。番外霊場の石見寺を目指してですが、
なんとなく安心できたのは、土佐くろしお鉄道に沿ったルート
だったからでしょうか。「宿泊する」予定のネットカフェも
所在地を確認してあったからでしょう。
しかしこのネットカフェ、大きな荷物を持ち込むのは不適当でした。
受付そばに置いてよいということでしたが、警戒心の強い私には
不安でしたから。その先からは、さすが天下に聞こえた四万十地方。
ゆったりとした歩道とベンチが整っていて通り過ぎるにはもったい
ないくらいでした。 いつか改めて行きたいところです。
Posted by よし男 at 2009年03月16日 00:29
◆よし男様
ネットカフェかぁ。
私、入ったことないんですよねぇ、ネットカフェ。
四国じゃなくて、大阪ででも・・・。
どんなんやろう、、、すごく興味あります。

そこで宿泊ってことは、まさかベッドとかはないですよね。
イスが大きく倒れるリクライニング式になってるとか・・・。じゃないと、寝れないでしょ。

いずれ一度行ってみたいと思います。
Posted by こうへい at 2009年03月16日 20:44
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