☆☆☆義援金寄付ならびに節電のお願い☆☆☆

2009年02月20日

四国へんろ【86】 冷や汗タラタラ

2006年11月4日(土)

今日の行程は、37番・岩本寺まで。距離にして約35q。早朝から歩いて、納経に間に合うかどうか微妙なところである。しかし幸い、岩本寺近辺にはたくさん宿があり、その岩本寺にほど近い美馬旅館に予約も入れてある。間に合わなくても翌朝ゆっくり参拝納経すればいい。

そんな気楽なルンルン気分で、早朝の須崎市内をてくてく歩いていく。5時過ぎで薄暗いが、街灯もあり、懐中電灯なしでもじゅうぶん歩ける。が、今回はちゃんと懐中電灯を持ってきていた。せっかくなので少しでも使おうと取り出した。なんとも嬉しがり屋さんである。

そして30分ほど歩いただろうか。なんとなく腹の調子が・・・。そしてにわかにモヨオシてきた。小ではなく、大のほうである。うっ、ヤバイ。

歩くたびに下腹部の痛みが増してくる。どこかにトイレがないだろうか。24時間営業のコンビニもない。どんどん冷や汗も出てきた。
ふと見上げると、左方向に別格5番札所・大善寺の標識が目に入った。大善寺にトイレはあるだろうか。いやあるだろう。と、思いつつも、なぜかそのまままっすぐ進んで突き当たりを右に折れた。

そろそろマジでヤバイ。本格的にヤバイぞ。だんだん顔つきがしかめっ面になってきた。

こ、こ、こりゃ、、、もう、、、、の、の、野○○するしか、、、、ない、、、、ぞ、、、、、。
で、でも、、、うぅっ、、、、どこで、、、、しよう、、、、、。

、、、と思ったそのときである。オオーーッと驚く標識が目に入った。


  「道の駅 かわうその里すさき」


えっ! 道の駅! こ、こ、こんなところに、、、道の駅が、、、、。た、た、助かった〜。
半ば右へ左へうろつきながら、必死の形相でトイレに駆け込んだ。 そして、、、

     (フーーーーーーーーーーーーーーーーーッ、、、)

あーマイッタ。一時は完全に野○○を覚悟しただけに、、、、あぁ、ヨカッタヨカッタ。とにかく、、、フーーッ、、、であった。

この道の駅でひと休みし、スッキリサッパリしたところで、再び歩き出す。そしてJR土讃線の阿波駅を過ぎたところで、へんろ道は国道56号線を離れて右へ折れていく。
56号線をそのまま行けば、長ーい焼坂トンネルを通るショートカットな道ではあるが、やはりせっかくのおへんろ気分を味わうためにも、ここは迷わず右に折れて焼坂峠越えを選んだ。

峠へ続く山道は少々キツかったが、峠を越えるとそこからはなだらかな下り坂で、天気も良く、とても清清しい気分で歩けた。

そのなだらかな下り坂の途中で、初老の男性歩きへんろさん(以下Yさん)が休憩がてらに風景写真をしきりに撮っていた。久しぶりの歩きへんろさんとの遭遇である。が、ここでは「こんにちは」の挨拶を交わしただけで、私は先を歩いていった。

やがて完全に山道を下り、再び国道56号線に合流する。そしてまたへんろ道は56号線からはずれ、土佐久礼(とさくれ)地区のほうへ入っていった。

そのときも、はるか前方にひとりの歩きへんろさん(以下Tさん)の姿があった。その人はけっこうなお年寄り男性だった。
やがてTさんは立ち止まり、じっとその場にたたずんでいる。何をしているんだろう。Tさんの姿が近づくにつれ、何やら案内板らしきものに見入っているのがわかった。そして私はTさんに近づき、話しかけた。

「こんにちはー。」
「あぁ、こんにちは。」
「何を読んではったんですか?」
「いや、そえみみずがネ・・・」

この地点からへんろ道は、ふた手に分かれていた。一方は「そえみみず遍路道」、もう一方は「大坂遍路道」と呼ばれていた。そして「そえみみず遍路道」のほうであるが、高速道路の工事中ということで、途中から通行止めになっている旨が案内板には書かれていた。

「そえみみず」というなんとも気持ち悪いような、しかし魅惑的な心ひかれるネーミングに私もぜひ歩いてみたいと思っていた。ただ事前にネット情報で「そえみみず遍路道」が現在通行止めになっていることは知っていたのだが、いざ実際に現地でそれがわかると、やはり残念な気持ちになった。ここは「大坂遍路道」を行くしかないようである。

「ワシはそえみみずを歩いてみたかったんじゃがなぁ・・・。」
「あぁ、実は僕もなんですよ〜。ホント残念ですねぇ。」

そしてTさんと二人してしょんぼりたたずんでいるところへ、またうしろからひとりの歩きへんろさんがやってきた。その人は焼坂峠で会ったYさんだった。



posted by こうへい at 00:22| Comment(8) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
よかった! 自分から書くのはひかえていましたが、ついに野○○について書かれましたね! 朝はまだ新陳代謝が活発にならないので、出発する前に出るべきものを出そうとしても出てこないことがあります。それで30分、1時間と歩くと内部から催促してきます。コンビニが少ない四国のこと、たいそう難儀します。顔が青ざめることもあります。そんなときに「おへんろさん、どこから来られた?」とか話しかけられても立ち話をする余裕もありません。早めに早めに休憩所などで済ますように心がけましょう! 山道で限度に達したときは、しかたがない、イノシシに後始末を託して決行するしかありません。後日そのあたりの料理店でボタン鍋を食べればリサイクルになるでしょう!
Posted by よし男 at 2009年02月20日 20:10
◆よし男様
ついに野○○について書きましたが、決してしたわけではありませんから、ハイ。(汗)
でもアノときは私もきっと青ざめていたと思います。
ちょっとでも下腹部を押されようものなら・・・きっと・・・。

アハハハ、これ以上はやめときます。

Posted by こうへい at 2009年02月20日 23:20
私もたまに緊急事態に見舞われます。幸いにも今まで野○○となったことはありませんが。。。
Posted by TETEGcvoTg at 2009年02月21日 17:04
◆TETEGcvoTg様
はじめまして。いらっしゃいませ。
鉄道ファンでいらっしゃるみたいですね。北は北海道から、南は沖縄まで、ありとあらゆる鉄道を追っかけていらっしゃるようで・・・。
最近乗られたという京阪・中之島線。実は私、京阪沿線住民なんですが、まだ未だに乗ってません。手前の京橋までは乗るんですけどネ。(汗)

それとですね、私も幸いに今まで野○○となったことはありませんからね。なりそうになったということですから、ハイ。
ヨロシクです。
Posted by こうへい at 2009年02月21日 23:11
・懐中電灯
ヘッドランプなどは常に持ち歩きますが、夜道を照らすのにはなるべく使いません。それに頼ると無くなったときに困ると云うこともありますが、照明を使うと、どうしても「照らし出されたもの」だけを見て、それ以外を見落とすことが多くなります。何故常備するかは簡単なことで、地図を見るには必須だし、道標も照らし出して確認します。

・屋外での排泄
なるべく避けるべく、朝3時起き、5時出発を通常にするのも、なるべく完全に排泄してからと考えるからです。しかし思うに任せないことが何回かあります。仕方なく. . . .下記URLのコラムは、そんなことに関して、中々興味深いことが書いてあります。
http://www.kushima.com/henro/tachibana/990710.htm
「分解が遅いティッシュペーパーは使いません」などはフツー気付かないところだと思います。
Posted by ネコ at 2009年07月05日 14:19
◆ネコ様
ヘッドランプですが、おへんろさんはまず持ち歩かないんじゃないでしょうか。だって、菅笠かぶりますからね。邪魔で仕方ないと思いますよ。でも野宿へんろさんとかは、、、どうなんだろう、、、??

屋外での排泄は勉強になりました。ありがとうございます。
まぁこのときはそうせずに済んだわけですが、道の駅がなかったらどうしてたでしょうねぇ・・・。
Posted by こうへい at 2009年07月05日 18:49
暗がりでの地図読みに、最近は下記URL画像のものを使用しています
http://kanekoxj.fc2web.com/travel/88templ09/P7064524.JPG
ハンズフリーにしたいときは耳に掛けて使います。重量24グラム。道路の照明にはちょっとパワー不足ですが、地図や道標の確認には役立ちます。

>菅笠かぶりますからね。邪魔で仕方ないと思いますよ
ナルホド。しかしお遍路さんは夜道でも菅笠株って歩くんですか?人によるでしょうが。確かこうへいさんも樹林帯を歩くとき、ザックの上部に括り付けたら歩きやすかったと書いていたと思いますが、夜道も同様では?
Posted by ネコ at 2009年07月06日 06:42
◆ネコ様
あぁたぶん焼山寺に登ってるときのことをおっしゃってるんですね。あのときは本文にも書きましたように、山道でやたら菅笠が引っかかって、なんか歩きにくかっただけでしてね。それに真夏で暑かったので、脱いだらめっちゃ涼しかったんですよ。

私の場合ですが、菅笠は日中は日除けに必ずかぶりますけど、夜道ではかぶったり、かぶらずリュックにくくりつけたりと、いろいろでした。が、そのときヘッドランプの必要性を感じたことはありませんでしたね。
他の人は夜道を歩くときどうしてるんでしょうねぇ。、、、というか、夜道を歩くおへんろさん自体、少ないんじゃないですかね。昼間は出会っても、夜道でおへんろさんに出会ったことは私はないですから。

あと私が地図で現在地を確認したりするのは、休憩がてらのんびり座ってやることがほとんどです。ネコさんのように、ほとんど休憩せずに歩く方にはハンズフリーなものも必要なんでしょう。

ネコさんはおへんろさんじゃないから、菅笠も金剛杖も納め札もお線香もろうそくも数珠も納経帳なども要らない。から持たない。でも私はおへんろさんだからそれらが要る。だから持つ。
逆に私らおへんろさんは、ネコさんが必要とするものは必要じゃないと思うものも多いと思います。
ネコさんとは、四国を歩く目的やその歩き方の次元が違うんですから、当然のことでしょうね。

Posted by こうへい at 2009年07月06日 22:45
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