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2008年12月28日

四国へんろ【68】 雨、雨、雨、そして雨

本降りの雨がいよいよドシャ降りの様相を呈してきている。海岸に打ち寄せる波もかなり高くかつ荒い。話によると、この室戸岬周辺の沿岸道路は、雨風がかなり強まると、通行止めになってしまうらしい。

しかし、このドシャ降りの雨の中、室戸岬を目指して歩くおへんろさんを2〜3名見かけた。それを見て、自分も頑張って歩かなければという勇気が湧いてくる。

やがてバスは室戸岬に到着。だが、ココでは降りずにもう一つ先の停留所に向かう。この停留所は、ちょうど24番最御崎寺から大きく蛇行して下ってきた地点にあって、いわゆるココが前回の打ち止め地点というわけである。

バスを降りようとすると、幸いにも雨は少し弱まっていた。といっても本降りであることには違いない。バスを降りるや、近くのとあるお店の軒先に駆け込んだ。

時刻はちょうど15時頃。頑張れば、17時ギリギリに26番金剛頂寺まで打てそうだが、あまり無理はしないことにして、次の25番津照寺で今日は打ち止めにしよう。ということで、津照寺門前の吉田旅館に宿泊予約のTELを入れた。首尾よくOKの返事をもらう。

ヨシッと気合を入れ、白衣にも着替えて、ポンチョをかぶる。そしてそぼ降る雨の中を歩き出した。

津照寺までは約5q。今日の歩きはじめということで元気もあり、やや早足で歩を進めていく。そしてほぼ1時間ほどで山門前に到着した。しかし本堂へ続く階段の長いこと。マイッタなと思いつつも、今日はここで打ち止めだと考えれば気も楽で、それほど苦にはならなかった。

参拝・納経を終え、16時過ぎには門前の吉田旅館にチェックイン。宿のご主人とおかみさんのあたたかい出迎えにホッと心が和む。が、お二人の応対からして、今日私が一日中、この雨の中をずっと歩いてきたと思っていらっしゃるようで、ちょっと心苦しくもなった。

そして翌日(2006年9月17日)の朝、また二人して私の見送りに出てきてくれた。泊り客は私ひとりだったので、何かと気にかけてくださり、誠にありがたい限りであった。感謝。感謝。

2006年9月17日(日)。

この日も朝から雨模様。とは言え、ポツポツとした弱雨である。そしてなんとか止んでくれと祈りつつ、ポンチョをかぶって吉田旅館をあとにした。時刻は6時過ぎ。

しかし宿を出てしばらく行くと、雨足が強まってきた。次の26番金剛頂寺までは3.8qの道のりなので、ここも少し早足で歩く。最後、やや険しい坂道を上り切り、ちょうど7時頃、金剛頂寺に到着。納経を終える頃には、雨は完全な本降り状態になっていた。

しばらく納経所内で雨宿りしていたが、雨が止む気配はいっこうになかった。もう今日はズブ濡れ覚悟で歩くしかない。これも修行のうちだ。頑張ろう。そう心に決めて雨の中を歩き出した。

赤いへんろ札を頼りに、細い山道を下っていく。海岸沿いに走る国道55号線には、15分ほどで下りられるだろう。雨でぬかるんだ山道でころばないようにゆっくり慎重に歩く。

そしてしばらく行くと、先ほどからへんろ札が見当たらないことに気づいた。もしかして道を間違えたか。
いやでもへんろ札が途切れたりするのはよくあることだ。それにこの道は、地図の上では一本道のはず。いずれへんろ札も現れるだろう、、、、と願いながら、山道を下り続ける。

しかしいつの間にか轍に生える草もボーボーとしてきて、どうもおへんろさんが過去にたくさん歩いたような跡が感じられなくなった。そしてへんろ札もいっこうに見当たらない。これはいよいよ本格的に道を間違えたようだった。

雨の中立ち止まり、来た道を振り返りながら戻ろうかどうしようか考える。またこの道を上っていくのもなぁ・・・・う〜ん、、、、。

周りに誰か人がいる気配はまったくなく、道を尋ねるにも尋ねようがなかった。
さてどうしようか。再び下り坂のほうを向く。とにかく今歩いている道は確実に下っているのだ。例え間違っていても国道55号線に出れたならそれでいい。このまま下っていこうか、、、、、、ヨシッ、下っていこう!

そう決めて再び山道を下り始める。
やがてなにやら電気設備が据えられている広場のようなところに出た。そしてその広場の奥には、ぐるーっと一帯に金網のフェンスが張られているのが見えた。

ゲッ、、、こ、、これって、、、行き止まり、、、、。 (ガーーーーーーン!!)

しばらく茫然と立ち尽くす。そして雨足はさらに強まっていくのだった。


posted by こうへい at 00:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は、津照寺の階段下入口に由緒ありげな神社があったのですが、疲れていて、
寄る気力もない状態でした。日が暮れそうになると、あせるものです。
大体こうへいさんと同じ時刻にこの札所にいましたが、その後も歩いて、
ついに野宿となりました。

26番金剛頂寺からの下りでは、どうやら送電線鉄塔の下に至ったようですね。
あるきへんろの疲れは、この正しい道を進んでいるのかどうかの不安が四分の
一を占めると思います。落葉だらけの道も、ほんとうにへんろ道かな、と不安
になる状態です。イノシシが、オレのシマを荒らすヤツ、許せぬ!って憤激
するかも知れないし。
Posted by よし男 at 2008年12月28日 23:50
◆よし男様
送電線の鉄塔ですか。う〜ん、あったかなぁ。
それに津照寺の階段下の神社も、う〜ん、、、。
スンマセン、記憶が薄くて・・・。

とにかく雨が強いと早く次の地点へ行きたいばかりで、周りの景色を見る余裕がなくなりますね。

Posted by こうへい at 2008年12月29日 00:58
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