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2008年11月24日

四国へんろ【59】 謎の逆打ちへんろさん その1

野根川に沿って歩き出し、再び55号線に合流した。少し行くと、道端の木陰で休憩しているなまはげおじさんと再び出会った。

なまはげおじさんは、ちょうど休憩に入ったばかりだったらしく、その場は少しの言葉を交わし、私は先を歩いていった。

右手に山。左手に海。そんな風景が延々と変わらず続くへんろ道。そしてこの辺一帯に絶え間なく打ち寄せる太平洋の荒波。

    ドドドドドーー  ゴロゴロゴローー

その波音はゴロゴロとして独特な色模様を奏でている。豪快にして雄大、しかし耳にはなんとも心地よい。おそらく太古の昔から何千年と変わらず鳴り響いているのだろう。なんとも不思議なかつ神聖な波音である。

しばらくすると、前方からこちらへ向かってくる歩きへんろさんが見えてきた。どうやら逆打ちへんろさんのようだ。

初めて出会う逆打ちへんろさん。なんだか嬉しくなって、すれ違う際に思わず声をかけた。

「あ、逆打ちですか?」
「え?あぁ、まぁ、そうです。」
「大変ですね。頑張ってください。」
「ありがとうございます。」

そんな他愛もない言葉を交わし、その場は過ぎ去っていった。

ちなみに、「逆打ち」とは、その名の通り、88番から、87番、86番へと逆まわりに1番へ向かうことを言い、1番から順番に88番へ向かうことを「順打ち」という。

一般的に、道案内となるへんろ標識やシールなどは、順打ちを対象に表示されているものがほとんどである。それだけに、逆打ちのほうが順打ちよりも道に迷いやすいといった困難を伴い、逆打ちでまわることは、順打ちの3倍の功徳が得られるとも言われているそうだ。

さてさて、それからのことなのであるが・・・。

どれくらい時間が経ったろうか。再び逆打ちへんろさんが前から歩いてくるのが見えた。今日2人目である。その人は、道の反対側を歩いてきていた。

一日に2度も逆打ちの人に出会うなどめずらしいこともあるものだ。、、、、と思いつつ、道をはさんで声をかける。

「お疲れさまですぅ〜。」
「あ、どうも、、、。」

そしてその場も何事もなく過ぎ去ろうとしていた。
しかし何だか妙な気がした。おかしい。変だ。

私はふと振り返り、いますれ違った逆打ちへんろさんのうしろ姿を見送る。

(あの人・・・、最初にすれ違った人とよく似てたなぁ、、、う〜ん)

最初の逆打ちへんろさんは男性で、確かメガネをかけていた。そして今の人も、メガネをかけた男性だった。

同じ人であるわけがない。同じようなメガネをかけていたから、同じ人に見えただけなのかもしれない。まぁ疲れもそうとうあったので、その場はあまり気にすることもなく、私は前を向いて歩いていった。

しかししかし、である。

またどれくらい時間が経ったかよく覚えていないが、前方から再び逆打ちへんろさんがやってくるのが見えた。3人目である。
そして遠目にではあるが、その人もメガネをかけているのがわかった。背丈や顔立ちも最初の2人と瓜二つである。

(あの人だ。さっきすれ違った人・・・間違いない、、、。)

その人は、今度は私が歩く歩道側を歩いてきていた。そしてどんどん私に近づいてくる。私は思わず立ち止まり、背筋に寒気を感じながら茫然とその人を見入っていた。

(何なんだ!この人は、、いったい、、!)

やがてその人は、完全フリーズ状態の私にチラッと視線を送り、軽く会釈をして私の横を通り過ぎようとしていた。


posted by こうへい at 00:10| Comment(3) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんだろう?なんだろう?
落し物をして、探すために同じ道を往復する人が
いますが、見かけなかったか、すれちがう人に
訊ねますね。 この人(たち)はいったい?
Posted by よし男 at 2008年11月25日 04:29
よっちゃん家のわんぱく三つ子兄弟に間違いない!
Posted by はりQ at 2008年11月25日 13:39
◆よし男様
◆はりQ様
さ〜て、その真相はいかなることか、、、。
しばし次回の更新をお待ちくだされ。(必死に原稿作成中)

しかしはりQさん、そのご推測に思わず吹き出してしまいました。(大笑)
あなたの笑いのセンスは抜群でございますナ。
Posted by こうへい at 2008年11月25日 21:41
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