☆☆☆義援金寄付ならびに節電のお願い☆☆☆

2008年10月16日

四国へんろ【48】 ホッとしたあとに・・・

ふと時計を見ると11時半に近づいていた。ヤバイヤバイ、休みすぎだ。足湯のあまりの気持ちよさに、すっかり時間を忘れていた。

身支度を整えて立ち上がる。さぁ行くぞ、室戸岬へ。待ってろよ、室戸岬!。
そう意気込んで、道の駅日和佐をあとにした。

足湯で癒したおかげで、足取りがかなり良くなった。気分も良い。しかし正午に近いこともあって、照りつける太陽光線は強烈だ。暑い。そして痛い。

果てしなく続く国道55号線。そのアスファルトからの照り返しもキツい。とにかく暑い。平坦な道中ではあるが、また山道とは違った独特のキツさが感じられる。

1時間も経たないうちにバテバテ状態になってきた。そしてわずかに日陰になっている部分を見つけ、道端にへたり込んで小休止。

道の駅で買ったペットボトルはすっかり空っぽである。ハァ、のどが渇いた。しかし近くに自販機はない。

目の前を絶え間なく車が往来していく。誰か先ほどの軽トラおじさんのように、缶コーヒーでもお接待してくれないだろうか。
そんな馬鹿げた期待を抱きながら、車の往来を眺めていたが、ただただ虚しいときが過ぎてゆくだけだった。

再び立ち上がって歩き出す。そして長い日和佐トンネルを抜け、山河内(やまがわち)のあたりまで来て再び小休止。

ここらでそろそろ宿を確保しておかないとマズイと思い、鯖大師遍路会館に電話を入れてみた。

「あ、もしもし、歩きへんろをしてる者ですが、今日、ひと部屋空いてますでしょうか。」
「すみません。今日はお盆でお休みいただいておりまして・・・。」
「あ・・・そ、そうなんですか。」

ヤバイ。そうか。こんな暑い時期にはおへんろさんの数も、春秋のシーズン中より断然少ないのだろう。おへんろ宿もお盆休暇を取っているところがあるようだ。

とにかく次だということで、あわてて2qほど手前の「内妻荘」に電話する。電話に出たのは、内妻荘のご主人のようだった。

そしてご主人は「アンタ、歩きへんろさんかいな。」と言って少し間を置いてから、「わかりました。いいですよ。おいでください。」と言ってくれた。
口振りからは、私が歩きへんろだからということで、OKをくれたような感じがした。

取りあえず、今日の寝所を確保できてホッとする。
やはりお盆の時期は早めに宿を確保しておかないとマズイ。そう思って、明日の宿も今のうちに取っておこう。
ということで、室戸岬から12〜13qほど手前にある「民宿徳増」に続けて電話を入れてみた。

「あのぅ、あしたなんですが、ひと部屋空いてませんでしょうか。」
「あぁ、あしたねぇ、ごめんなさい、ちょっといっぱいでねぇ・・・」
「そうですか。」といって電話を切りかけたところ、

「あ、ちょっと待って!明日よね!あ、違う違う、ごめんなさい。明日ならいいですよ。今日と勘違いしちゃって、、、もう、すみません。」
「そうですかぁ。ヨカッタ〜。じゃぁお願いします。」

ということで、無事今日明日の宿を一気に確保することができた。ホッと一息。

ヨシッ、と元気が出てきたところで再び歩き出す。
相変わらず日差しは強いが、休憩する前よりますます意気軒昂になってきた。やはり人間、気の持ちようで全然変わってくるものである。

思えば、氣学を学び、日々吉方採りを重ねているのも、この「気」を体感したいからである。しかし今回は五黄殺と本命的殺のダブル大凶方位で来ているだけに、先でリタイアなんてことにならなければいいが・・・。

そうこうして歩いているうちに、前方を行く歩きへんろさんの姿が見えてきた。

その歩きへんろさんは、大きなリュックを背負った若者のようだった。そしてその若者は、ときに立ち止まっては手を膝につき、また何とか歩き出す。そうとう足が痛そうだった。

少しづつその若者との距離が近づいていく。そして再び手を膝について立ち止まっている若者に声をかけようと近づいた時、私はあっと驚いた。
















え!、、、まさか、、、A君、、、A君やないか!!  どないしたんや!!


posted by こうへい at 00:25| Comment(4) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アスファルト道路を歩くと疲れる理由として、雨水を流す
目的で、左右に傾斜させてあり、ために足の左右がバラン
スよくは使えないと説明された人がいました。

携帯する飲物は大切です。切羽詰まったら路端の清水でも
飲もうと思っていても、そんなところ、かなり少ないし、
遍路案内書に『飲み水は、ルートに沿って自販機の列が並
んでいるので持ち運びは無用。』とウソを書いていること
もあります。著者はほんとうに歩いたのか疑いたくなります。

   民宿もへんろシーズン・オフ、及び連休直後に休業
するところが多いようです。連休中に客の世話をして疲れ、
今度は自分達の休暇、ということです。注意が必要ですね。

やっとA君のその後が出てきましたね。10月13日では
書かれていなかった。ジラせたんですな!
今日も読者をイジメルなが〜〜〜い空白を入れるなぞ、
性格よくない!!(^▽^)
Posted by よし男 at 2008年10月16日 23:56
◆よし男様
いや〜スミマセンです。性格悪くて・・・(汗)。

13日は決してジラせるつもりはなくてですね、道の駅での話は、アレでひとつの話にまとまってしまったので、独立させてしまったわけでして・・・。
アレは、時系列では、再びA君に出会う前の話ですから、、ハイ。

それでは、お詫びに次回からの予告をさせていただきます。
A君劇場、、、おそらく『不思議なおじいさん』シリーズに続く長編ものになりそうです。たぶん。
Posted by こうへい at 2008年10月17日 01:35
『性格悪い』 を、あまり真摯に受けないで下さい。
へんろ歩きは、ほとんどが順打ちなので、へんろが
前後して抜かれ、追いつき、また抜かれ、ときには
共に歩く、となり、ストーリーが生まれます。
Posted by よし男 at 2008年10月17日 17:08
◆よし男様
いつもコメントくださるよし男様ですから、この私のブログをいつも楽しみに待っててくださるのかなぁと思いまして、ちょっと自分勝手に焦ってしまいました。

もしかして、よし男さん、あの長ーーーい空白のあと、A君が現われて、マジにビックリされました?
もうネ、当の本人は、「なんでA君、いま頃こんなとこ歩いてんの?」って、ホントにホントにマジでビックリしたんですよ。
それこそ、えーーーっ!の15乗ぐらいの驚きでした。

その私の驚きを少しでも読者の皆様にも味わっていただこうと思いまして、あんな空白を作ってしまったんでございます。
スンマセンです。
Posted by こうへい at 2008年10月17日 23:56
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