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2008年08月20日

四国へんろ【31】 不思議なおじいさん その5

お昼時ということもあって、私はここで昼食をとることにした。

(しかしあのおじいさん、誰を見かけたんだろう。それともトイレにでも行ったのかな?)

しばらくしたら戻ってくるだろうと思いつつ、のんびりおにぎりとソーセージをパクついていたが、待てど暮らせどおじいさんは帰ってこない。参拝客の雑踏の中を、目を凝らして見てみても、その姿は見当たらない。


どこに行ったんだろう。最後に一言お礼を言ってからお別れしたいのに・・・。
そう思いながら、おじいさんが戻ってくるのを待ち続けた。しかし・・・。

やがて私はゆっくりと腰を上げた。そして山門を出て一礼。顔を上げ、もう一度境内の中をひと通り見渡す。やはりいない。
そして私は、なんとなくやり切れない感じをぬぐえないまま、井戸寺をあとにした。

しばらく歩いていると、どうも道を間違えているような感じがした。そう言えば、今日はずっとおじいさんの道案内があったので、自分で一度も地図を開いていない。

地図を見ると、やっぱり間違えていた。それからは地図を片手に何度も確認しながら、なんとかへんろ道に戻ることができた。

そして徳島市街に向け、鮎喰川にかかる大きな橋の手前に来たときだった。

はるか前方におへんろさんが歩いているのが見える。

そしてそのすぐ前を歩いている人・・・・・。

      えぇーーー!! あの人は・・・!!。

私は思わず目を見開いた。

あの体型にあの服装、あの帽子・・・。

そのうしろ姿を忘れるはずがない。
なぜなら今日半日、私はずっとそのうしろ姿を見ながら歩いてきたのだから。

そう、そのうしろ姿は、間違いなくあのおじいさんのものだった。


posted by こうへい at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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