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2008年07月18日

四国へんろ【23】 へんろころがし その3

階段を上りきり、改めて大師像を足元から見上げる。そのうしろには、これまたりっぱな一本杉がデーンと高くそびえ立っている。その巨大さ、荘厳さに圧倒され、思わず足を一歩引いてしまった。そしてここが第3の庵、一本杉庵だった。

ここは標高745m。こんな山深いところに、こんな巨大な大師像をどうやって運んだんだろう。唖然として言葉が出なかった。

休憩を入れ、柳水庵で補給したペットボトルの水を、最後ひと口飲み干した。
そして地図を開いて現在地を確かめる。焼山寺まであと約4km。だが、ここから一度山を下って、再度上りの道が待っている。
時刻は10時30分。平地なら1時間ほどの距離だが、そうゆうわけにいかないだろう。しかしここまで3時間30分。取り合えず平均以上のペースでは歩けているようだ。

ヨシッ、あとひと踏ん張りだ。頑張ろう。再度、巨大な大師像を正面から見上げ、大きく深呼吸をして再び歩き出した。

しばらくして山道は、どんどん下りだした。かなり急なところもある。すっころんで谷へ落ちたりしたらエライことだ。上り道以上に気を使いながら坂道を下っていく。
この下りのときも、金剛杖は下りるスピードを和らげ調整するのに大いに役立つ。ホントにすぐれものである。

やがて下のほうに集落が見えてきた。そして集落を抜け、川沿いに進んだところで、再び上り坂が始まった。これが最後の上り坂だろう。右に左に金剛杖を持ち替えながら、歯を食いしばって上っていく。

もう全身汗だくである。額には汗止め用のハチマキをしていたが、そのハチマキからも汗が滴り落ちてくる。もう何度汗をしぼったことだろう。そう言えば、これまでもかなりの水分を補給しているはずだが、道中一度も用を足していない。昨日もそうだった。そう、すべて汗になって噴き出しているのだ。

やがてかなりの急坂を上りきった所で広い平坦なスペースに出た。前方を見ると、長く平坦な道が続いている。これは焼山寺への参道か!? やったぞ! ついに上りきったか。

かなり疲れがきていた私は、すぐ脇に休憩用のベンチがあったので、たまらず腰を下ろした。しばらくして、うしろから、野宿で歩いているらしい若者が、軽く会釈をして私の前を通り過ぎていった。

ヨシッもう少しだ。その若者を追うようにして私も歩き出した。あの道のすぐ向うに焼山寺がある、と思いながら・・・。

しかしそこにあったのは、再びの山道。急な上り坂だった・・・・。


posted by こうへい at 21:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>『道中一度も用を足していない。昨日もそうだった。そう、すべて汗になって
  噴き出しているのだ。』
同感です。私も汗かきでガブガブ水分を取ってもタチションの必要がなかった
ことがあります。ブログでは強気の気持ちだけでなく弱音を吐いておられるの
で、真に迫る印象です。
Posted by よし男 at 2008年08月11日 17:10
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