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2008年07月12日

四国へんろ【21】 へんろころがし その1

ヨシッ、行こう。いよいよ私の「へんろころがし」への挑戦が始まった。

上り始めてすぐ、等間隔に石仏があるのに気がついた。いくつか通り過ごしていたが、何か最初から手を合わせないといけない気がしてきて、結局上り口近くまで引き返し、最初の一体づつ手を合わせながら再び上り始めた。道中安全でありますように。無事焼山寺へ着けますように・・・。

と最初のうちはよかったが、さすがの急な上り坂の連続に息も絶え絶えとなり、だんだん手を合わせながら上る余裕がなくなってきた。途中から片手を胸の前に上げ、軽く会釈をするのみ。誠に情けない限りである。


しかしこの上り坂。そうとうにキツイ。菅笠も、道端にまで伸びてくる木々の枝葉にひっかかって何度も脱げそうになる。そして途中何度も立ち止まっては小休止。おばあちゃんからいただいた梅じそジュースもいつの間にかなくなっていた。

どれぐらい山中を進んだだろうか。山からの湧き水が流れ落ちてくる場所に着いた。ひしゃくが2つ3つと置いてあり、ちゃんと飲めるようになっている。よく考えたら、吉方位の湧き水じゃないか。おいしくいただこう。

そこでしばらく休憩していると、50代くらいの男性へんろがやってきた。そして、互いに水分補給しながら少し言葉を交わした。その人のリュックはかなり大きく、この暑いさなかに通し打ちをしているとのことだった。
そしてその男性は先に発っていったが、そのうしろ姿を見送りながら、いいことに気がついた。

菅笠である。その男性は菅笠をかぶらず、リュックを覆うように背中側にくくりつけていたのだ。そうか。ああすれば、道端に伸びてくる木々の枝葉が菅笠にひっかかることもない。まして山中は木々やその枝葉が陰となって、直射日光をやわらげてくれている。山中では何も菅笠をずっとかぶっている必要はなかったのだ。

さっそく私も菅笠をリュックにくくりつけた。そして歩き出してみると、頭上の視界が広がって、実に歩きやすい。さらに頭も涼しく爽快である。気分も良くなり、疲れてはいたが、元気も出てきた。

そうこうしながらなんとか8時過ぎには長戸庵に着いた。ここは焼山寺へ至るまでに3つある庵(あん)のうちの最初のひとつだ。ここで朝食休憩。前夜の宿で用意してもらったパック弁当を3分の1ほど食べる。残りは焼山寺での昼食用だ。

地図を見ると、上り始めてからまだ3kmほどしか来ていない。ここからさらに上ってひとつ山を越え、またさらに次の山を上り切ったところに焼山寺がある。ふぅ〜、まだまだ先は長い。

「へんろころがし」か・・・。しかし、ころがされてなるものか。頑張らなければ・・・。

スクっと立ち上がる。そして私は金剛杖を握りしめ、再び坂道を上り始めた。


posted by こうへい at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 歩きへんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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