☆☆☆義援金寄付ならびに節電のお願い☆☆☆

2008年10月31日

四国へんろ【53】 愛すべきA君 その5 

A君といっしょにやって来たもう一人の歩きへんろさん。京都から来た50代ぐらいのおじさんで、この人も野宿へんろをしている人だった。そしてその顔は秋田のなまはげによく似ていた。
(以後この人を「なまはげおじさん」と表記する)

お接待所まで来たA君となまはげおじさん。そして仲代おじさんが朗らかにA君に話しかける。

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2008年10月28日

四国へんろ【52】 愛すべきA君 その4

A君より先に歩き出したとはいって、私もそれほど快調なペースではなかった。というのも、実は私も薬王寺を出た頃から、少しづつ足指のマメの痛みを感じ始めていたからだった。

明朝はしっかりマメ対策をして宿を出なければ。どこかに薬局がないだろうか。
ちょうど牟岐駅前になってくると、国道55号線沿いもさまざまなお店が軒を連ねていた。

ほどなくして薬局を発見。首尾よくテーピング用のテープを購入できた。
そしてテープとお釣りを受け取る際、お店の人に話しかけられた。

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2008年10月23日

四国へんろ【51】 愛すべきA君 その3

しばらくA君とその休憩所で過ごした。そして他にあれこれ話してる中で、A君がこんな面白い話をしてくれた。

「僕、昨日、生まれて初めてゴキブリを見たんですよ。」
「ハァーーー?! ゴキブリー?!」
「昨日の日和佐の無料宿でのことなんですけどね。」
「生まれて初めてって・・・ホンマに?」
「ホントですよ。すごい嬉しかったんです。なんだか愛しくなっちゃって、、。」
「ハァァーーーーー?! 愛しいーーーーー?!」

もういろいろ驚かせてくれるA君である。


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2008年10月21日

四国へんろ【50】 愛すべきA君 その2

A君は腰掛けるなり、小さな本を取り出した。それは一般に書店で市販されているような四国88ヵ所のガイド本だった。

「あれ、同行二人の地図、持ってへんの?」
「ハイ、これで十分ですから。」
「ふーん、ところでA君、今日はどこに泊まるの?」
「ハイ、内妻荘ってところです。」
「え!内妻荘!俺も俺も。」
「え、そうなんですか。」

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2008年10月18日

四国へんろ【49】 愛すべきA君 その1

足を痛そうに歩いているその若者へんろさんは、ナントA君だった。

そう言えば、薬王寺でA君を見送ったのは、10時半ごろだったろうか。それから私はパン食休憩を取り、道の駅日和佐でも長らく足湯休憩を取った。
となると、おそらく元気なA君であれば、私より少なくとも5〜6q先を歩いていなければならないはずだった。

そのA君に追いついてしまった。

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2008年10月16日

四国へんろ【48】 ホッとしたあとに・・・

ふと時計を見ると11時半に近づいていた。ヤバイヤバイ、休みすぎだ。足湯のあまりの気持ちよさに、すっかり時間を忘れていた。

身支度を整えて立ち上がる。さぁ行くぞ、室戸岬へ。待ってろよ、室戸岬!。
そう意気込んで、道の駅日和佐をあとにした。

足湯で癒したおかげで、足取りがかなり良くなった。気分も良い。しかし正午に近いこともあって、照りつける太陽光線は強烈だ。暑い。そして痛い。

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2008年10月13日

四国へんろ【47】 「道の駅 日和佐」にて

A君を見送ったあと、納経を受け、横のベンチでひと休み。ローソンで買ったパンをむさぼり食う。腹が減っていたので、あっという間にパンはなくなった。

ベンチにもたれて、物思いにふける。これでやっと阿波一国が終わったな。しかしまだまだ先は長い。
ふと金剛杖を手に取った。そして取っ手から下に向けて少しづつなでていく。先端までくると、その先端は激しく逆むくれていた。あ〜あ、こんなに傷ついている・・・。

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2008年10月10日

四国へんろ【46】 A君との出会い

一礼して薬王寺の仁王門をくぐる。そして左へ右へと道なりに進んだところから女厄坂・男厄坂の石段が続き、その先に本堂があった。
この薬王寺も厄除けの寺として有名であり、平等寺と同じく一段ごとにたくさんの1円玉が置かれていた。

本堂・大師堂をお参りし、男厄坂を下って左に曲がったところに納経所がある。
そのとき一人の見覚えある若い男性へんろさん(以下A君)が納経所から出てきた。

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2008年10月07日

四国へんろ【45】 希望の朝

空を見上げると、ほんのかすかに青みがかっているのがわかった。そしてその青みは空を見上げるたびにどんどん増していった。
しばらくして視界も広がり、杖で前方を払わなくてもよいほどに道が見通せるようになってきた。

心は踊り、胸も弾んでくる。来たぞ!。来たんだ、夜明けのときが!。
そして昔懐かしいメロディが頭の中に流れてきた。

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2008年10月03日

四国へんろ【44】 真っ暗闇の中で その2

体中の毛穴という毛穴が逆立った感じがして、思わず発狂しそうになった。

真っ暗闇の静寂の中、ときおり木々の葉っぱが風に揺られてサワサワと音を立てる。
何だ?まさか、、近くに何かいるのか、、、それとも誰かが、、、。

エエーイ、来るなら来やがれ。こちとらお大師さまの金剛杖がついてるんだ。これで一撃ブッ倒してくれるワイと身構える。

そのときである。


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